2009年12月22日火曜日

ティナリウェンの衝撃


ブログの方(「ビッグイシュー(THE BIG ISSUE) バックナンバーも買ってください」)で少し紹介したことですが、『ビッグイシュー 129号』(10月15日号=女優の小雪さんが表紙)に「サハラ砂漠の遊牧民トゥアレグ族のバンド」である『ティナリウェン』を紹介する記事がありました。

2001年にデビューアルバムを発表したこのバンドは、レッド・ツェッぺリンのロバート・プラント、U2のボーノやブラーのデーモン・アルバートからも絶賛されているようですが、私の音楽の教科書でもある、ピーター・バラカンさんの『魂のゆくえ』という本の最後の方にも「砂漠のブルーズ」として紹介されていました。
複数の原始的なエレクトリック・ギターと、チャントのような歌、そして手拍子をはじめとする素朴なパーカッションだけのサウンドには不思議なほどの引力があり、これこそブルーズ発祥の音かと考えさせられます。

というように書いてあったことが頭の片隅に残っていたので、記事を読んで、『ティナリウェン』って、このバンドのことかとすぐにガッテンしました。

ティナリウェン』は、マリの北部に住むタマシェク民族のバンドで、そのバンド名はマリ語で『砂漠の人々』もしくは『砂漠の男たち』ということを意味するそうです。その記事によると、そのメンバーたちは、以前紛争の中でホントに戦っていて、武器(ライフル銃)を楽器(ギター)に持ち替えてメッセージを発しています。まさに私が敬愛する沖縄出身のミュージシャンの喜納昌吉さんの「すべての武器を楽器に」というメッセージを体現しているような存在と言っても過言ではありません。

戦闘は暴力にすぎない。後に残るのは死体の山だけで何も元通りにはならないんだ。音楽で真実を語れば、痛みを伴うことはあっても誰の命も奪わない。そのことを知ってもらうのが、俺たちの義務なんだ。しっかりと語り伝えることがね。

というのは、バンドリーダーのイブラヒム・アジ・アルハビブの言葉。

戦闘の後に残るのは死体の山、音楽は誰の命も奪わない」という言葉に感じるものがあって、ネットでティナリウェンを検索し、YouTubeで見ると、コードも少なめで、たたみかけるように少し歪んだギターのリフが続くというような超シンプルな音なんですが相当ソウルを感じました。ベースがジミ・ヘンドリックスみたいに右利き用のベースを左で弾いていて、シブイというか、カッコイイというか、とにかく衝撃を受けてしまいました。

アフリカのリズムを取り入れているトーキング・ヘッズやピーター・ガブリエルは好きでアルバムなども持っているのですが、アフリカと言えば、正直、セネガルのユッスー・ンドゥールやマリのサリフ・ケイタを図書館で借りて聞く程度でした。

ティナリウェンの衝撃。ディープなアフリカの音の世界にハマっていきそうです。

ちなみに、立川ではティナリウェンのCDは売っていないみたいで、まだ未入手ですが、YouTubeで何曲か無料で聴けます。

ティナリウェンのページ http://www.tinariwen.com/

※写真は『ビッグイシュー 129号』の記事とピーター・バラカン著の『魂(ソウル)のゆくえ』(アステルパブリッシング)と『ピーター・バラカン選 ブラック・ミュージック アフリカから世界へ』(学研)

最近出版された後者の本ではティナリウェンのアルバムが紹介されています。

【関連リンク】

◆ 立川市議会議員 五十嵐けんのブログ  Many Rivers ToCross

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2009年12月10日木曜日

忘てぃやういびらん 忘てぃやないびらん


ブログの方で、取り上げた喜納昌吉&チャンプルーズの「金網のない島」は、2004年5月に出たミニ・アルバム『忘てぃやういびらん 忘てぃやないびらん』に収録されています。

タイトルは『忘れてはいません 忘れてはいけません』という意味ですが、当時、チャンプルーズとしては6年ぶりのリリースで

1 金網のない島
2 神戸からの祈り
3 憲法行進曲
4 山を見ても星を見ても
5 安里のタンメー
6 花~すべての人の心に花を~(三線バージョン)

という未発表曲5曲とお馴染みの名曲『花』の三線ヴァージョンの新録音を収録しています。

◆1は、ブログで紹介したように、先の大戦で唯一の地上戦がおこなわれ住民の3分の1が犠牲になり、戦後から現在に至る今もなお75%の在日米軍基地が集中し、過大な負担を強いられてきた沖縄からのメッセージ。詩人の芝憲子さんの詩に、喜納さんが曲をつけたもの。

◆2は、阪神大震災への鎮魂歌と言える曲。ライナーノーツには「私は、震災の10日後に三味線と太鼓を持って神戸に入り、震災地を回り演奏した。そこにはお互い助け合いながら、このナチュラルクライシスを乗り越えようとする心の循環が生まれていた」という喜納さんの言葉がありますが、悲しい出来事を乗り越えようとする心の叫びを明るいトーンで歌った曲。ソウルフラワー・ユニオンやヒート・ウェーブの「満月の夕」と並ぶ阪神大震災への鎮魂歌であると思います。
ちなみにこの曲には、90年代の日本のパンクシーンを席巻・牽引したバンドであるハイ・スタンダード(Hi-STANDARD)のボーカル・ベース担当で、現在は主にウルトラ・ブレイン(ULTRA BRAiN)という名義で活動中の難波章浩さん(※)がボーカルで参加しています。

◆3は、コミカルなサウンドにのって比喩的に歌われるこの曲を、喜納さんは「護憲論者も改憲論者も手を取って踊れるような憲法を想像して、この曲を作った」と語っています。「私は、ウヨク(右翼)でもなく、サヨク(左翼)でもなく、ナカヨク(中翼=仲良く)である」というのは喜納さんの言葉ですが、そんな言葉を体現している曲と言ってもいいかもしれません。この曲を初めて聴いたとき、これは、クレイジー・キャッツへのオマージュじゃないかなぁと思いました(そう思うのは「私だけ」でしょうか…)。

◆4は、「よど号」をハイジャックしたメンバーの娘である田中東美さんの作詞・作曲の祖国を問いかける曲。その中には重たい歴史とメッセージが横たわり交錯しています。メインヴォーカルをとるのは喜納さんの娘さんである千草さん。ライナーノーツには、喜納さんがあえて勇気を持ってこの曲を取り上げたことが書いてあります。ご関心がある方は、ぜひ、『忘てぃやういびらん 忘てぃやないびらん』を手にとって読んでみてください。


◆5の「安里のタンメー」は、安里清信(あさとせいしん)さんのことを歌った曲(「タンメー」は親しみをこめておじいさんを呼ぶ時に使う言葉)。

アルバム・タイトルにもなっている「忘てぃやういびらん 忘てぃやないびらん」が歌詞にあり、安里おじいさんの言葉を「忘れてはいません 忘れてはいけません」というメッセージが託されています。

安里さんは、1970年代に沖縄本島中部の金武湾を64万坪埋め立てCTS(石油備蓄基地)を建設しようとすることに対して、金武湾が石油備蓄基地建設によって汚染され、漁民が被害を受けると反対した運動の中心人物です。このCTS反対運動は、安里さんに呼びかけられ、喜納さんが参加したはじめての住民運動だそうです。「海はひとの母、そして命の母である」が安里のタンメーの言葉。この言葉は、辺野古へのヘリポート基地反対に通ずるメッセージでもあるのではないでしょうか。忘れてはいけない言葉です。ピアノとキーボードの美しい旋律の曲。『花』を除けば、この曲が一番好きな曲です。

◆6は、説明する必要のない名曲のアンプラグド的な新録三線ヴァージョンです。

メジャーではありませんが トライス/EGO MUSIC というレーベルから¥2100(税込み)で出ています。おすすめの一枚です。


(※)難波章浩さんは、喜納さんを超リスペクトしているようで、2004年の夏の喜納さんの参議院選挙では、全国をいっしょに回って応援していました。私も選挙中には少しだけ言葉を交わしましたが、とってもナイスガイでした。東京の高円寺では自らマイクを握り喜納さんを紹介していました。

今こそ僕たちのアイデンティティをこの腐った政治にぶつけるチャンスがきた。優しいこころを持った、頭のいい、力強いリーダー、新しいリーダーが必要だ。

僕はハイ・スタンダードというバンドで日本全国を回り、やっと信じられる人を見つけました。「花」を咲かせられる人、喜納さん。 喜納昌吉さんです。みなさん喜納さんをご存じでしょうか?

泣きなさい、笑いなさいの「すべての人の心に花を」という楽曲はジョン・レノンのイマジンを超える3800万枚というセールスを記録。世界一なのです。そのことは日本ではあまり知られてはいません。
なぜ、そんなに親しまれるのか? 喜納さんの魂が世界一大きいからです。音楽ファンのヒーローです。今回のイラク戦争でも、戦争直前にイラクに乗り込み、生死を危ぶまれる中で歌ってきました。

そんな人がこの冷め切った日本人でほかに誰かいるでしょうか?
みんなに愛される力強いリーダー、喜納昌吉さんを若者は全面的に応援します!

みなさん、投票に行きましょう。


こんなことを言ってましたよ。その姿は超カッコよかったなぁ。

難波さんが、喜納さんの選挙応援をしていることを知って、喜納さんの選挙演説(ミニ・コンサート)の場にはハイスタのファンの高校生や若者がたくさん駆けつけていました。でも、それが結構まじめ系の子も(見た目で判断しちゃいけませんが)多く、パンクファンも僕の時代とは様変わりしたもんだと思っていました…。

選挙後に、思わず、ハイスタンダードのアルバム『アングリー・フィスト』と『メイキング・ザ・ロード』と『ラスト・オブ・サニー・デイ』を買ってしまいました。全部英語の歌詞ですが、スピーディーでメロディアスなパンクは魂があって、「眠っていたパンク心」を呼び覚ましてもらいました。

CCR(クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル)の「雨を見たかい(Have you ever seen the rain?)」をカヴァーしていたり(ラモーンズもカヴァーしてましたけど、ハイスタのヴァージョンもカッコイイですよ)、BLACK SABBATH(ブラック・サバス)のバラード(失恋の歌)「Changes」もスピード感たっぷりにカヴァーしてます。確か 『メイキング・ザ・ロード』は立川の中央図書館にあったと思います。

【関連リンク】

◆ 金網のない島を 普天間基地のグアムへの全面移転を(五十嵐けんのブログより)

◆ 立川市議会議員 五十嵐けんのブログ  Many Rivers ToCross

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◆ 立川市議会議員 五十嵐けん”blog”レポート

2009年12月5日土曜日

寒いニャ~(その2 たちかわ ねこ・ネコ コレクション !?)


寒いニャ~

おや、こんなところにも・・・。

羽衣町1丁目にて、

大分お年寄り・・・かなぁ…。


(たちかわ ねこ・ネコ コレクション !?)

2009年12月1日火曜日

寒いニャ~


寒いニャ~…。

地域を歩くと

よく猫の皆さんと

目が合ってしまいます。

小・中学校では学級閉鎖や臨時休業措置、

保育園では登園自粛要請、

依然として、インフルエンザが猛威をふるっています。


○○は風邪をひかないといわれますが、

今年は、手洗いとうがいをこまめにおこなっているせいか

私自身は、まだ風邪をひいていません。

猫の間でもインフルエンザが流行っているんでしょうか?

手洗いとうがいを忘れずに。

2009年11月13日金曜日

続・矢川緑地に行ってみませんか





立川市の南東部にある羽衣町3丁目と国立市青柳1丁目の境にある矢川緑地。

ちょっと前にも紹介しましたが1977年に「東京における自然の保護と回復に関する条例」に基づき東京都の緑地保全地域として指定され保全されている約2.1ヘクタールの緑地です。矢川の水源地ともなっている湧水と湿地と雑木林で構成されています。

東京都(東京の名湧水選定委員会)が東京都内の優れた湧水として2003年に選定した「東京の名湧水57選」にも名を連ねており、その水は透きとおるように澄んでいます。

少し前には朝に行きましたが、本格的な冬将軍が来る前の独特な雰囲気(美しさ)がありました。


JR南武線西国立駅の南、徒歩10分弱です。

2009年11月7日土曜日

41才 バカボンのパパと同じ年に




枯葉散る
白いテラスの 午後3時
じっとみつめて
ほしいのよ
特別の愛で
ふるえてほしい

四十一才の春だから
元祖天才バカボンのパパだから
冷たい眼でみないで


作詞:赤塚不二夫  

作曲:渡辺岳夫 


うた: こおろぎ '73 コロムビアゆりかご会



私と同世代の人たちにはおなじみのアニメ『元祖天才バカボン』
エンディング・ソング(「元祖天才バカボンの春」)です。

『タイガーマスク』の「みなし児のバラード」、
『ルパン三世』の「ルパン三世主題歌Ⅱ」、 
『デビルマン』の「今日もどこかでデビルマン」、
『はじめ人間ギャートルズ』の「やつらの足音のバラード」、
『宇宙戦艦ヤマト』の「真っ赤なスカーフ」、
『銀河鉄道999』の「青い地球」や
『機動戦士ガンダム』の「永遠にアムロ」など、

昔のアニメの終わりの「うた」はさびしかったり、せつなかったり、ほのぼの、しみじみしてたりという曲が多かったような気がします(口ずさめてしまう「うた」が多いんですよね。不思議なことに)。

自分もあと1週間ほどすると、とうとうバカボンのパパと同じ年。もう人生の半分以上を消化しちゃったんだなぁ…と思うと、なぜかせつない気持ちになってしまいます。この「うた」を聴いている時は、自分の41才の姿は想像もできませんでしたが…、41才になる自分自身については「これでいいのか???」と自問自答する毎日です。


それにしても、私がアニメに夢中になっていた当時と比べて、世の中が渇ききっていて、潤いがなくなってきていますよね。 政権交代から次の一歩が必要です。バカボンのパパなら「政権交代の次は世直しなのだ」「これででいいのだ」と言ってくれるでしょうか…?。

写真は、ホームレスの仕事をつくり自立を応援する雑誌『ビック・イシュー』と立川市立錦図書館で借りたCD 『赤塚不二夫トリビュート 四十一才の春だから』

ちょうど、この『ビック・イシュー』128号に、故手塚治虫さんと故赤塚不二夫さんの娘さん同士の対談があって、トリビュートCDのことが出ていたんですが、たまたま行った錦図書館で、そのCDを目にして借りてしまいました。昔『イカ天』(TBSのテレビ番組『イカすバンド天国』)に出ていて、好きだったファンク・バンド(!?)『宮尾すすむと日本の社長』が「ニャロメのうた」をカヴァーしていたり、前述の「元祖天才バカボンの春」はもちろん、電気グルーヴがスチャダラバーとユニットを組んで(「電気グルーヴ×スチャダラバー」として)書き下ろした曲や矢野顕子さんが書き下ろした曲も収録されていました。


◆五十嵐けんのホームページ こちらもご覧ください

2009年11月5日木曜日

矢川緑地に行ってみませんか




立川市の南東部にある羽衣町3丁目と国立市の境にある矢川緑地は、1977年に「東京における自然の保護と回復に関する条例」に基づき東京都の緑地保全地域として指定され保全されている約2.1ヘクタールの緑地です。

東京都のホームページには

矢川は、立川段丘崖を水源地とし、立川市の東南部から国立市の西南部を流下して、青柳段丘崖先で谷保用水に合流する延長約 1.3キロメートルの小河川である。流路の大部分は玉石積護岸になっているが、水量も多く、水質も比較的良い状態を保っている。この上流部が区域内を流れ、湧水や湿地が随所にあり、このため貴重な湿地性の草本類が多く見られる。主に、矢川の北側は保全事業による植栽地、南側は湿地となっている。

とちょっと小難しく紹介されていますが、この矢川緑地は、矢川の下流部北は雑木林になっており、コナラ、ケヤキ、カツラなどが生い茂り、上流部南は矢川の水をひいた湿原になっていて、緑地の半分を占めています。湿地には大きなヤナギの木があり、その中央部には湧水池があります。澄み切った小さな流れの小川周辺には野鳥や虫たちが集っており、貴重な植物の宝庫になっています。

湿地のススキが心地よい風になびき、その周辺ではカルガモやアメンボウが悠々と泳いでいました。雑木林の中はマイナスイオンが出ているのか本当にすがすがしい気分になれます。

JR南武線西国立駅の南、徒歩約10分です。

2009年11月2日月曜日

こんなところにも政権交代の波?!


 久しぶりに、CDを買いに行くと、 鳩山首相の『TaKe HEART』を発見。

 でも、演歌のところにある? ワイドショーで聞いたところ、 歌謡曲的ポップスだったような気もしますが・・・。

 よく見ると発売元は多くの演歌や歌謡曲を出しているテイチクレコード。「それでか」と妙に納得してしまいましたが、「故人献金」問題など、政権運営に不安な材料もある首相が、国民のハートを掴んで、国民が望んでいる政治を実現できるかどうか。

 総選挙で民主党を応援した一人として、新政権が道を誤ることがないように、希望をもって、見守り、監視していきたいと思います。
 
 
 ちなみに、買ったCDは坂本冬美さんのカヴァーアルバム『Love Songs~また君に恋してる~』です。

2009年10月31日土曜日

秋の深まり 冬の到来


選挙、選挙で、久しぶりの更新になりました。ご無沙汰しています。


うちのベランダに蟷螂(カマキリ)。


近くに緑もほとんどないところですが、どこから来たのか。不思議です。


もう寿命を迎えるのでしょうか?


秋も深まり、冬の季節の到来を感じます。

2009年6月4日木曜日

民営化で保育が良くなるの? 学習会のお知らせです。


 ホームページやブログやブログ版五十嵐けんレポートではよく触れていることですが、立川市の市立保育園の民営化方針の見直しを求めている保護者たちでつくる「立川市の子育てを考える保育連絡会」が下記のように学習会を開催します。ぜひ、ご参加ください!!。



【 学習会のお知らせ 】



ちょっと待って!! 保育園の「民営化」


民営化で保育が良くなるの?


日時: 6月6日(土曜日) 13時30分から16時(開場13時15分)


場所: 立川市民会館(アミューたちかわ)サブホール
地図  http://www.city.tachikawa.lg.jp/cms-sypher/www/section/detail.jsp?id=151

お話: 柿田雅子さん(元公立保育園園長、実践女子大学講師)


主催: 立川市の子育てを考える保育連絡会


共催:保育を考える会(立川市職員労働組合)、すこやかサークル

  
保育あり 要連絡

【連絡先】
保育連絡会事務局  メール hoikurenrakukai@breeze.dti.ne.jp

保育連絡会ブログ(保育の連絡帳)http://blogs.yahoo.co.jp/tachikawa_hoiku/MYBLOG/yblog.html


こちらもご覧ください。


◆立川市議会議員 五十嵐けんのホームページ



◆立川市議会議員 五十嵐けんのブログ  Many Rivers ToCross



◆立川市議会議員 五十嵐けん”blog”レポート



※写真は保育連絡会の立川駅北口デッキ上での署名活動の一幕。【民営化許さん戦隊 パパママレンジャー?!】 子どもたちのために真剣にマイクで訴えています!!

民営化反対だワン!! 



 日々の活動の中で、ニュースなどを配っていると、こんな風景にも出くわします。

 君も保育園や図書館の民営化反対?

 反対だワン!!

 言うわけないか?!

2009年3月11日水曜日

我が祖国ニッポンの寛容性が試されている

 出稼ぎのため、他人名義のパスポートで不法入国したフィリピン人の両親から日本で生まれたカルデロン・のり子さん。両親とともに日本で暮らすことを望んでいるが、東京入国管理局から家族全員で帰国するか、ひとりで日本に残るか迫られている。まだ中学1年生だというのに・・・。父はとうとう強制収用されてしまったようだ。

 何とかならないものか。建前は違法でも裏では安い労働力として働かされてきたのが外国人労働者ではないのだろうか。

 僕が大学生の時に、ちょうどのり子さんの両親が日本にやってきたようだが、新宿下落合に学徒援護会の会館があって、いろいろなアルバイトを紹介・斡旋していた。お金がなくなるとそこへ行き、さまざまなアルバイトをしたものだったが、例えば、倉庫での整理作業などに行くと、必ずと言っていいほど、イラクやイランやパキスタンやタイやフィリピンの人たちが一生懸命働いているという場面に出くわした。仕事ぶりを見ていると、まじめそのもので、われわれ大学生のアルバイトの1.5倍から2倍は働いていた。不法入国か不法残留か、はたまた在留資格を持っていたかは定かではなかったが、彼らが日本の底辺労働を低賃金で支えていたのは確かである。

 最近の「派遣切り」ではないが、用がなくなったら「使い捨て」・・・。日本に寛容性はなくなってしまったのだろうか。

 ボブ・ディランにも影響をあたえたアメリカを代表するフォークシンガーのウディ・ガスリー(Woody Guthrie)は労働者の権利などの人権をテーマした曲を多く書いているが、その代表曲である『This Land Is Your Land』(我が祖国)には以下の歌詞がある。


As I was waiking, I saw a sigh there,
And on the sigh it said, “No Trespassing ”
But on the side it didn't say nothing,
That side was made for you and me.

歩いていたら、立て看板に出くわした
その看板には「立入禁止」と書いてあったが
裏側には何も書いてなかった
その裏側のほうこそわれわれのためにある

(ピーター・バラカン著『Rock Between The Lines
 ロックの英詞を読む』より)


 法務大臣はカルデロン・のり子さん家族の在留特別許可を出すべきだ。

2009年1月16日金曜日

喜納昌吉さんが「誰も知らない泣ける歌」に出演


 だいぶ遅くなりましたが、この日記は年明けはじめての書き込みになります。今年も、毎日の書き込みとはなりませんが、私の彷徨いの日記にお付き合いください。よろしくお願いします。
 さて、突然ですが、お知らせです
「昔、家族で『アルプスの少女ハイジ』を見ていて妻よりも娘たちよりも先に泣き出す、お父さんだった」という俳優の西田敏行さん(西田敏行インタビュー「根無し草から脱したかった」『R25 アール25』2009 1.15 No.221より)。
 その西田さんがいつも「ぽろぽろ」、「ボロボロ」泣いている番組は関西発の人気テレビ番組『探偵!ナイトスクープ』(東京では東京MXテレビで放送)と日本テレビの『誰も知らない泣ける歌』です。私も時間があるときは前者を見ては大笑いで笑い泣き、後者を見てはたまに目頭が熱くなって涙腺を緩ませたりしています。
 後者の日本テレビ『誰も知らない泣ける歌』のほうに、沖縄出身の音楽家で参議院議員でもある喜納昌吉さんが出演します。少女の涙に虹がかかるまでという曲をアコースティックバージョンで演奏するそうです。
 放送は、1月20日(火)の夜9時30分からです。日本テレビですから関東圏では4チャンネル。 お時間がある方は、お見逃しなく、ぜひご覧ください。

 喜納昌吉さんのことをあまり知らない人でも、『花 ~すべての人のこころに花を~』や『ハイサイおじさん』という名曲でおなじみの沖縄(琉球)出身の歌手と言えば、「あ~あの人ね」と思い出していただける方も多いと思いますし、『花』や『ハイサイおじさん』は誰でも一度は耳にしたことがあるメロディーではないでしょうか。
 私は、喜納昌吉さんに、
ジョン・レノンのような優しさ(メッセージ性)と
ボブ・マーリーのような雰囲気(民族性)と
ジミ・ヘンドリックスのような激しさ(激昂性というかラジカルなところ)とを、
勝手に感じてしまっていて、喜納さんは私にとって、日本では一番好きなアーティスト、ミュージシャンです。
(でも、喜納さんは喜納さんでしかないというオリジナル的なところが私が喜納さんのファンたるゆえんでもあります)
 喜納さんが参議院選挙に出馬された時は、選挙ボランティアとして、各地を一緒に回りましたが、どこに行っても喜納さんのライブ&トーク(演説?!)にはすごい人だかりができ、選挙の遊説場所が次々にお祭りの場に変わっていくというような不思議な感覚を体験。どんな選挙でもいつも非常にしんどいものですが、そのしんどさも忘れるほど楽しい選挙でした。何しろ喜納さんの後ろで喜納さんの名前ののぼり旗を持っていることが多く、喜納さんのライブを目と鼻の先で見ていたわけですから、喜納ファンとしては、役得というか、仕事冥利に尽きるというもの。

 北野武(ビートたけし)さんは、自身がラジオ番組オールナイトニッポンのパーソナリティーをしていたときに『ハイサイおじさん』をエンディングにかけていて、 『花 ~すべての人のこころに花を~』も愛聴歌だそうですが、『喜納昌吉 1948~2000 流れるままに』(エイト社)という本で、喜納さんについて、

喜納さんの音楽の世界、喜納昌吉という人の世界というものが確実に存在し、それを愛する人間にとっては、いつでもその世界を心地よく共有できる。無意識のうちに、時間を超えて、そこにその唄があるといういう空間に存在している自分を、そして喜納さんを感じずにはいられない。
 喜納さんご本人とお会いした時、なぜかとても照れてしまい、なんとご挨拶したらいいのか戸惑ったが、喜納さんも「何だか変な感じですね」と、同様の照れの中で会話を交わしたように覚えている。喜納さんのメッセージはとても熱く、時として激しいけれど、この独特の照れた感じがあるからこそ、その唄にも、メッセ―ジにも説得力があり、感動を与えてくれるのだと思う。(省略)つくづく喜納さんはスゴイ人だと思う。ってな訳で、喜納昌吉は本物のアーティストだぜ。分かったか!ジャン・ジャン!!


というメッセージを寄せています。

さて、『花 ~すべての人のこころに花を~』(作詞・作曲:喜納昌吉)の歌詞は

川は流れて どこどこ行くの  

人も流れて どこどこ行くの  

そんな流れがつくころには  

花として花として 咲かせてあげたい  

泣きなさい笑いなさい  

いつの日か いつの日か 花を咲かそうよ
    

と始まりますが、今年こそ 市民の力で、政権交代という『チェンジ』をつかみ、日本の将来に花を咲かせましょう!!

※写真は参議院選挙最終日の渋谷ハチ公前でのライブ(2004年7月10日)